【介護・福祉に関するコラム】障害者自立支援法とは?
〜介護・福祉に関するコラムを紹介します〜
今回は障害者自立支援法ってどんなもの?ということについてです。
まず、今までの制度の問題点についてのおさらいです。大きく、
「身体、知的、精神障害といった障害の種別ごとの縦割りサービスだったために障害の種別によって支援に格差が生じていた。」
「自治体ごとにサービスの格差が大きいために、必要な人に必要なサービスが行き届いていなかった。」
「2003年の障害者保健福祉施策によってサービスの利用が飛躍的に増加し、財源の確保が必要になった。」
の3点があり、今回の支援法の施行はこれらの問題点を解決するためのものだということになっています。
新しい制度は「身体障害者福祉法」と「知的障害者福祉法」「精神保健福祉法」「児童福祉法」の4つ全てを含んだものになり、身体、知的、精神といった3障害の障害者福祉サービスを一元化したものになっています。
また、「障害者就労支援の強化」「サービスの利用料と所得に応じた利用者自己負担の導入」「支給決定の仕組みを明確化」といったポイントもあります。受けられるサービスの内容は、介護保険が「要介護度認定」によって決まるように、1級から6級までの「障害程度区分」によって決まります。(18年10月より実施)
今回の施行で一番歓迎されているのは3障害の福祉サービスの一元化でしょう。精神障害を持った高齢者など、現在では複合的な状況も多く見られるため、別々に対応していくよりも一元化したのは正解です。
しかし、「自己負担」や「サービスの地域格差の存在」などといった問題点に対し、10月の本格実施までにどのような対策がとられるか見守っていきたいものです。